石ノ森が嫌いな時があった

アスキーネット PCS でSF の読書会(? だったかな? ) があった時、虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)
を読むことになり、私も買って読んでいました。

すると。

奥歯にスイッチがあり、その奥歯の舌先でスイッチを入れると加速する、そう、サイボーグ009のSFガジェットが使われていたのでした。

びっくりして、書かれた年代を見ましたところ、サイボーグ009よりずっと古いのです。

まだ大学生(浪人生だったか? 高校生?)の私はかなりショックでした。

しかも、このアルフレッド・ベスターの作品は当時の私からすると余計なSF的な説明がなく、非常に面白い作品だったので、余計に石ノ森に騙された感が強くなってしまった。

だから、一時いろいろと嫌いだったのに、今、こうやって息子と仮面ライダーを見ているという。



人生、こんなもんと悟った、というか感じでしょうかね。楽しんだ方の勝ちですよ!